キャッシュフロー表にだまされないための対処法は?正しく理解しよう

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人生において、どうしてもついてまわる問題がお金の問題です。結婚したり、家族ができたりすると、より将来を見据えて計画的にお金を運用していく必要があるでしょう。そんな時に有効なのがキャッシュフロー表というツールです。今回の記事では、このキャッシュフロー表の正しい使用法を詳しく説明していきます。

そもそもキャッシュフロー表とは

皆さんは、そもそもキャッシュフローという言葉の意味を理解しているでしょうか。キャッシュフローを一番簡単に説明すると「お金の流れ」という意味です。そして今回の記事で説明するキャッシュフロー表とは何か。

キャッシュフロー表とは、現在の支出や収入、将来の希望のライフプランを基に、将来の支出や収入の状況を試算し、その結果で生まれる貯金残高などをわかりやすく見える化したシートのことです。この表を作ることによって、ある程度、今後の家計の収支状況を掴むことができます。

キャッシュフロー表にだまされるとはどういうこと?

一見便利なキャッシュフロー表ですが、使用するには注意点があります。注意する点とは、このキャッシュフロー表を作成した時の数値の意味や前提条件、計算の精度をしっかりと把握せず使用するということです。キャッシュフロー表は、現在の収支を基に、20~50年後の収支や貯金残高を資産するものです。例えばですが、1ヶ月の収入が1万円違うだけで、20年後には240万円もの差が生まれます。

キャッシュフロー表を更新したり、その意味を吟味したりすることなく、信じ切って使用を続け30年後ふたをあけてみたら、全然貯金が足りないという事態に陥る可能性も0ではないでしょう。これがよく言われるキャッシュフロー表にだまされたという状態です。

キャッシュフロー表の誤差が生じやすいポイント

しかしこのキャッシュフロー表も、しっかりと意味を理解していれば、家計の方向性を把握できる便利なツールです。ここからはキャッシュフロー表を使用するにあたって、多くの人が誤差を生んでしまうポイントを3つ解説していきます。

1つ目のポイントが、収入がずれているということです。特に、収入を計算するにあたって、税金や社会保険料が加味されているかは必ず確認しておきましょう。

2つ目のポイントは、支出の項目が抜け漏れているということです。普通の家計には、1カ月にほんとうに多くの種類の支出があります。住居関連費や所有物の管理維持費、子供にかかる費用、保険費用など数え上げたらきりがないでしょう。キャッシュフロー表では、この2つのポイントのずれによって、ほとんどの家族が年間50~100万の誤差を生んでしまっているといわれています。1年だったらまだ大丈夫ですが、これが10年になると、500~1000万の誤差を生むことになります。細かい内容にはなりますが、一度すべての項目をしっかりと洗い出し、数回はチェックするようにしましょう。

3つ目のポイントは、理想のライフイベントが考慮されていないという点です。人生には、引っ越しや結婚、出産、家を建てるなど多くのライフイベントがあります。こういうわかりやすい項目の抜け漏れはあまりありません。ただ「仕事を引退したら大好きなカフェを開きたい」「子供が社会人になったら、妻と2人でヨーロッパ旅行にいきたい」といった、自分の理想の人生を実現するための、ライフイベントは抜けてしまっている場合があります。絶対に実現したいという夢があるのならば、キャッシュフロー表に組み込んでおきましょう。

キャッシュフロー表にだまされないための対処法

最後の章では、キャッシュフロー表に騙されず、有効に使用するための方法を紹介していきます。キャッシュフロー表にだまされないための対処法は2点あります。

1つ目は、前の章で紹介した誤差が生まれやすい部分を把握しておくということです。キャッシュフロー表がどこまで正確なデータによって算出されたものなのかをしっかりと認識して活用するようにしましょう。

2つ目が、優秀なファイナンシャルプランナーにキャッシュフロー表を作成してもらうということです。キャッシュフロー表の精度は、それを作成するにあたって得ることができた情報量の差によって決まります。情報とは、収支などの定量情報だけでなく、依頼主の人生への価値観や、理想のライフスタイルなどの定性情報も含まれています。

つまりこうした情報をいかにうまくヒアリングしてもらい、キャッシュフロー表に反映してもらえるかが鍵となります。どこまで正確なキャッシュフロー表を作成したいかによって、誰にどのくらいの金額をかけて依頼するのか決定しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では、ライフプランを設計するために有効利用できるキャッシュフロー表について紹介してきました。自分の人生を棚卸し、しっかりと将来を設計できれば、人生は豊なものになります。もし少しでも、将来の家計に関して不安を抱いている人がいたら、お金のプロであるライフプランナーにキャッシュフロー表の作成を依頼してみてはいかがでしょうか。

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