家を購入したいけどFPに相談する意味ってある?
住宅を購入するときに、FPに相談することでお金に関する悩みを解消することができます。住宅ローンの借入や返済、物件価格以外に発生する費用、これまでとは異なる家計への影響、住み替えの進め方などの疑問を解消して、住宅を購入しましょう。これから住宅を購入したいと考えている人は、ぜひご一読ください。
家を購入する際にどんな悩みごとができるのか
代表的な悩みに住宅ローンの借入や返済があります。そのほかにも、物件価格以外に発生する費用、賃貸で暮らすときと異なる出費、住み替えの進め方の疑問などが挙げられるでしょう。
賃貸で暮らすよりも家計がどのように変化するのか分からない
賃貸で暮らしていると、毎月決まった時期に賃料の引き落としがあります。2年に一度の更新料の支払いなどがありますが、共用部に関する出費はありません。そのため、家計のシミュレーションが容易といえるでしょう。
しかし、住宅を購入すると、住宅ローンの返済や住宅のメンテナンスなどにお金が必要となってきます。税金も支払うことになるので不安が大きいでしょう。
物件価格以外に必要な費用を知りたい
ハウスメーカーからお買い得だといわれて契約を結ぼうと考えているけど、物件価格以外に必要な費用を知りたいと考えている人は多くいます。たとえば、手付金や仲介手数料は数十万円以上かかるのです。それ以外にも、印紙税、地盤調査費用、地鎮祭の費用などが発生するので、数百万円程度のお金は現金で用意しておく必要があります。
希望の予算で住宅を購入した後の老後資金が心配
住宅を購入するときは、あらかじめ予算を決めてから購入することをおすすめします。そのためにも、老後資金がどれくらい必要なのか見積もっておく必要があるでしょう。
住み替えの進め方が分からない
子どもが独立した後に、現在の住宅を売却して夫婦で暮らせるような物件に住み替えたいと考えていても、どのような手続きを踏めばよいのか分からない人も安心してください。
家を購入するときにFPに相談できることとは
住宅購入前から長期間にわたりサポートしてくれます。丁寧にサポートしてくれるので安心してください。
住宅購入相談とは
住宅を購入するときに必要となるお金の悩みをFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することで解消できます。主な悩みとして、住宅ローン、団信、火災保険などがありますが、相談することで解消できるのです。初めて住宅を購入する人も失敗しないで物件の購入と住宅ローンの借入などができるようになります。
カウンセリング
住宅の購入を考えるようになった動機、現在の生活に関する不満や不便、引越しを希望するエリアなどのヒアリングを行います。ライフプランを作成する前に不安があることは伝えるようにしましょう。
ライフプラン・シミュレーション
住宅を購入する時期や物件の購入価格などが明らかになるので、住宅を購入するときに迷いがなくなります。予算の範囲内で賢く買い物ができるようになるので心強く感じるでしょう。
住宅資金計画
まず、住宅を取得するために必要な支払い項目をすべて列挙します。いつまでにどのくらいの費用が発生するのか明確になるので安心です。次に、住宅ローン選びです。商品、返済期間、金利などを選択します。
そして、団信選びです。死亡以外の保障をほかの保険商品で補うのかどうか、相談者の事情を踏まえてアドバイスします。さらに、火災保険と地震保険を選びましょう。必要な補償をできる限り保険料を抑えて利用できるようにアドバイスしてくれます。
住宅購入後の家計確認
まず、生命保険を整理します。住宅ローンの返済などで家計が圧迫されていることが予想されるのでスリム化を意識してアドバイスします。次に、購入後の家計を確認することで、今後の貯蓄方法や投資をアドバイス。そして、住宅ローンの返済状況を踏まえつつ、子どもの教育資金や老後資金などの相談を受け付けています。
FPに住宅購入の相談をするときの注意点
FPに住宅購入の相談をするときの2つの注意点を紹介します。気を付けるポイントを理解しておきましょう。
自分に合った人に相談する
FPには、独立している人と企業に所属している人の2つのパターンがあります。どちらが優れているということではありません。独立系の場合は、ハウスメーカーや保険商品を具体的に決定していないときに相談するとよいでしょう。企業に所属している場合は、その企業の保険商品に加入を考えている人におすすめです。
無料相談に注意する
企業に所属しているFPは、自社の保険商品を販売することも仕事のひとつです。そのため、無料相談に参加したにもかかわらず、保険商品の宣伝だけで終了することも珍しくありません。
まとめ
FPに相談することで、お金を数字でとらえられるようになります。漠然とした不安は数値化することで解消されるので、そのサポートを丁寧に行ってくれるFPに相談しましょう。とくに一番多い悩みとなっているのが、住宅ローンの借入や返済です。できる限り早めに相談しましょう。住宅を購入するときは、まず予算から決めることが大切だからです。予算の範囲内で賢く買い物しましょう。