ライフプランを考える前に家計の見直しをしてみよう!
結婚、出産、住宅ローン、教育資金、老後資金など、お金に関しての悩みは人それぞれです。将来の夢、先を見越した資金がどれだけ必要なのか不安を抱いている方もいるでしょう。ライフプランは、悩みや、不安を解決する手段になりますが、その前に家計の状況を把握し、見直しすることが重要です。家計の見直しのおすすめの方法などを紹介します。
まずは支出を記録しよう
家計簿とは家計において収入と支出など記録する帳簿で、家計状況を知ることができます。家計簿選びや長続きさせる方法を紹介します。
家計簿選び
家計簿といっても、手書きの家計簿、Excelなどの表計算ソフトの家計簿、家計簿ソフト、家計簿アプリなどがあります。手書きの家計簿は書くことで詳細が分かり、改善点など余白部分に記入できます。Excelはアレンジした家計簿作成ができ、分析も可能です。
また、多くのテンプレートがWebで公開されています。家計簿ソフトは項目が設定されているため簡単に入力できるでしょう。分析もできて項目の変更、追加が可能です。近年ではスマートフォンで入力ができる家計簿アプリがあります。
すぐに入力ができ、レシートを読み込んで自動入力が可能な機能付きもありますが、紛失したときなどを考え、セキュリティ設定しておく必要があるでしょう。
家計簿をつける習慣を
初めは収入、固定費、変動費と大まかに3つに分けて支出を把握します。多少の金額の違いは気にせず続けることを心がけましょう。慣れてきたら固定費や、変動費の中で各項目を増やします。詳細を明確にすることで見直しをしたときに改善点が分かります。
また、家計簿をつける時間やタイミングを決めておくと長続きするでしょう。
見直しできるものを考えてみよう
ただ、家計簿に記録しているだけでは、貯蓄や節約には結びつかないので見直すことが大切です。
固定費と変動費
支出は、固定費と変動費に分けます。固定費は毎月一定額必要となる費用で、変動費は月によって変わる費用になります。固定費は家賃、通信費、住宅ローン、水道光熱費、教育費、各種保険などで、変動費は食費、交際費、医療費、娯楽費などです。最初に固定費を見直しましょう。
固定費の見直し
固定費は一度の見直しで節約効果が長く続きます。電気代の契約会社や、契約プラン見直し、電気とガスのセットプランで契約するなどがあげられます。通信費は、スマホ料金プランを見直し、格安SIMにすることや、サブブランドに変更、またインターネット回線変更を検討することで固定費を抑えることにつながります。
他にも保険や住居費の見直しは、効果が大きく固定費を削減できるでしょう。変動費は大きな節約の効果がありませんが、毎日の積み重ねで改善できます。無理のない範囲で行うとよいでしょう。
家族構成による見直し
ひとり暮らしは、交際費や娯楽費、ぜいたく品の購入が多くなる傾向であるため、不要な支出は控えるとよいでしょう。共稼ぎの夫婦は、携帯電話が別々の会社の時は1社にし、家族割引を適用することで通信費が安くなることが期待できます。
また、別家計でお互いの支出を把握できていないことで貯蓄ができない場合があるため見直するとよいでしょう。子どもがいる家庭は、教育費や、進学費がかかりますので変動費も見直しをして子どもが幼いうちから貯蓄し、将来に備えておくとよいでしょう。
家計の見直しにおすすめの方法とは
家計の見直しは、自分で家計簿の見直しをすることや、ライフプラン相談窓口でファイナンシャルプランに相談する方法があります。
家計簿で見直し
家計が毎月ギリギリでは、資金や貯蓄に充てることはなかなか難しいでしょう。毎月、家計簿をつけることで現状を把握し、改善点が分かるようになります。また、各種保険はライフイベントや住宅購入時に内容、重複など見直すとよいでしょう。
住居費の見直しは、固定費を大きく削減できる可能性があります。ただ、賃貸の場合は家賃を下げることで支出を減らせますが、引っ越しの費用、引っ越した場合の住環境など考えなければなりません。住宅ローンがある場合は、借り換えや、繰り上げ返済を検討することで返済負担を軽くできる可能性があります。
ファイナンシャルプランナーに相談する
見直さなければならない家計の内容はそれぞれ異なります。家計の状況にあった見直しをするためには、お金の知識を有するファイナンシャルプランナーによる家計の見直しで住宅購入、子どもの教育費、老後の生活などの必要なお金を踏まえたうえで適切な家計の見直しが可能になるでしょう。
お金に関することは難しく、プロであるファイナンシャルプランナーに相談することで確実に家計の見直しができることがメリットです。無料相談もあるのでプロからのアドバイスを聞いてみてはいかがでしょうか。
家計の見直しで将来に備える
家計を見直すために家計簿の種類や、見直しができる費用、おすすめの方法を解説しました。適切なライフプランにするには、その前に自分で家計簿をつけて見直しをしたり、ファイナンシャルプランナーに家計の見直しを相談したりするとよいでしょう。収入、支出、貯蓄を把握し、見直しができる費用を検討して抑えることで、将来に備えた貯蓄が可能になります。